子供と一緒にチャレンジ!鏡餅を家庭で作って美味しい鏡開きを体験しよう!


[鏡餅]

年末が近づくにつれ、大掃除やおせちの準備に忙しくなりますね。鏡餅の用意もそのひとつ。鏡餅をわざわざ作らなくとも真空パックの物が市販されていますが、子供に伝統行事を楽しく伝えるためにも家庭で作ってみませんか?鏡開きしたお餅を美味しくいただく方法もご紹介します。
 
 

鏡餅はいつ作る?

我が家は毎年12月28日前後になると機械まかせですがお餅をついて、鏡餅を作るのが恒例になっています。しかし、29日は「二重に苦しむ」「苦餅」などと言われるため、31日は「一夜飾り」になるからという理由で避けるようにしています。28日は「八が末広がりで縁起が良い」ので28日に飾りたいのですが、家族全員がそろうのは30日が多いので「悪くない日」に作っています。
 
 

そもそも鏡餅とは?

鏡餅は歳神様に一年を生きていくために必要な力をわけていただくお供え物のことです。
2つの丸いお餅を重ねるので、「重ね重ね円満に過ごす=円満に年を重ねる」という意味があります。
また、昔のお年玉はこの歳神様の力の宿ったお餅をいただく「お年魂」だったようです。昔の人はダジャレ好きですね。
 
  

鏡餅を作ろう!(もち米の用意)

さて、実際に鏡餅を作ってみましょう。もちろん、鏡餅の形にする前にお餅を作らなければいけません。スーパーなどで売っているもち米は1.4kgや5kgなどがあると思いますが、4人家族の我が家では餅つき機で1.4kg(=1升)を2回つくので1.4kgを2袋用意します。(1回目は鏡餅とそのまま食べる用、2回目はのし餅用です。)
 
 

鏡餅を作ろう!(洗米)

もち米が用意できたら、餅つきをする前日の夜にお米を洗って水に浸しておきます。もち米はご飯として食べるうるち米とは違い、くずれやすいのでボウルで受けたザルに入れて両手でやさしくこすりながら洗いましょう。弱い力でも出来るので、こぼさないように注意して子供にやらせてあげると良いですね。水が白く濁らなくなったらOKです。
もし、前日に洗う余裕がない場合は、当日の朝に洗米してぬるま湯に浸しておくと昼頃にはお餅つきができるようになります。←時短テクニック!
前日に浸す場合は、水を多めにしないと量が増して水面にお米が出てしまうので注意が必要です。
 
 

鏡餅を作ろう!(お餅完成)


[機械でお餅つき]

お米の用意が整ったら、機械にお水とお米をセットしてスイッチON!蒸している間にお餅を出す台に餅とり粉をふるっておきます。お餅ができあがったら手早く作業できるように、その他必要となるボウルや箸、お皿などもこの時間に用意しておきましょう。
蒸し終わりの合図が鳴ったら、つくボタンを押します。お水を入れたお椀としゃもじを用意して、引っ付かないようにペチペチ(子供と一緒に)面倒をみてあげると(杵と臼でつく場合の合いの手ですね)お餅の完成です。
 
 

鏡餅を作ろう!(鏡餅編)


[丸めたお餅]

1回目のお餅ができたら、食べる分を水を張ったボウルに入れ、鏡餅にする分は餅とり粉をふるった台の上に出します。※とても熱いので火傷に注意しましょう。
さらに作りたい鏡餅の大きさに分け、手早く表面を張るように後ろ側へ送るように丸めます。(子供には自分たちの分を丸めるように勧めてみてください。最初はいびつな形でも、年を重ねるごとに上手になっていきますし、自分で作ったものはきっと大切に飾ってくれますよ。)
表面がきれいになったら、台の上に置いた状態で丸くなるように整えます。また、上からやさしく押して少しつぶしておくと、重ねる時に落ちにくくなります。
これを大小作り、少し硬くなるまで触らないように置いておきます。触っても形が崩れないようになったら、重ねても大丈夫です。
(2回目のお餅は鏡餅には関係ありませんが、平たくのばしてのし餅にし、焼餅やお雑煮にします。冷凍すればカビも怖くありません。)
 
  

鏡餅を飾ってみましょう


[飾った様子]

飾り方は地域によって様々あるようですが、四方紅か半紙、裏白、お餅、橙という順番に重ねるのを良く目にします。(干し柿や海老が飾ってある物や色々あるようです。)
全部をやろうとすると大変なので、我が家では新品のコピー用紙をずらして折り、鏡餅の大、小、みかんをのせています。もし裏白が手に入れば、裏の白い側を上にして鏡餅の下に敷く程度です。
お餅を中心に気軽な飾り方をすることが毎年続けていられる秘訣かもしれません。
 
 

鏡開き


[お餅を割る様子]

2017年は1月11日が鏡開きでした。その年によって日にちがずれるので、カレンダーで確認しましょう。
お供えしていた鏡餅を鏡開きの日に食べると、そこに宿った歳神様からいただいた力を分けてもらえるのです。そして、一年間円満に健康で幸せに過ごせるように願いをこめます。
私自身、子供の頃は「お餅をおやつにして食べられる日」と思っていましたが、子供には「食べると歳神様の元気をもらえる」と教えるようにしています。
 
 

鏡餅をおやつに変身!


[あられ]

鏡開きをした鏡餅、子供と一緒にあられ作りはいかがですか?お手伝いも経験させてあげられるし、おやつも作れて一石二鳥です。
お餅はしっかり乾燥させるとひび割れてくるので、手でも割ることができます。(我が家では子供が張り切って割ってくれます。)
もし、硬くて割れない場合は木槌で食べる分だけ割りましょう。また、鏡開きの日は過ぎてしまいますが、もう数日放置しておくと割れやすくなります。カビに注意すれば1年くらいは大丈夫なので、1cmよりなるべく小さく割っておきましょう。
小さく割れたら、低温の油でゆっくり揚げます。倍ほどに膨らむので、入れすぎないように食べきれる分だけ揚げます。新聞紙やキッチンペーパーで油をしっかり取り、熱いうちに味をつけます。
ビニール袋か紙袋にあられを入れ、塩やつゆの素などのお好きな味をつけてみてください。色々な味を探求するのも楽しいと思います。
 
  

まとめ

最後まで読んでくださってありがとうございました。
小さな頃は鏡餅を飾る意味なんて興味が無いかもしれませんが、一緒にお餅をついて鏡餅を作ったことや鏡開きにお餅をおやつにしたことは覚えていてくれるはずです。
また、子供でもできることはなるべく自分でやらせてあげると、楽しく伝統行事を学び、自分でできたという自信につながるのではないかと思います。

投稿者プロフィール

ゆーゆ
ゆーゆ
アラサー2児の男子の母。多趣味。
興味のあることはまずやってみる精神で様々なことに挑戦。
知能ロボット系の大学を卒業し、教員免許を取得するが、企業に就職。
結婚&出産のため離職し、子育てに注力。
社会人になってから大型二輪、調理師免許、美容師免許等を取得。
現在は仕事に趣味に、充実した日々を送っている。
■ゆーゆのブログはこちら⇒http://ameblo.jp/jju-ujj3

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