無料!でお得!「椎茸(シイタケ)の菌打ち」を体験してきました!


[椎茸の菌打ち中]

 椎茸はどのような場所に生えてくるかご存知ですか?私も漠然と木から生えてくるとは思っていたのですが、実際栽培した経験はありませんでした。
 以前にもご紹介した『愛知県下水道科学館のビオトープ』(※関連記事⇒『子供と一緒にでかけよう!雨でも晴れでも無料で遊べるおススメスポット』)でのイベントで「椎茸の菌打ち」ができることを知り、参加してきました。なんと、参加費は無料!です。

   
 
 

きのこの菌打ちとは?


[きのこの種駒]

 きのこは胞子を撒き散らして増えることは良く知られていると思います。もちろん椎茸もそうです。その菌がある環境下にあると、椎茸となって生えてくるそうです。
自然に生えることももちろんありますが、収穫しやすいように菌を植えつける作業が菌打ちというわけです。
お花で言えば、種をまくこと、魚で例えるなら、養殖と同じようなものだと思います。
 
 

椎茸(しいたけ)

 スーパーなどで売られている最近の椎茸は、オガクズ栽培の物が多いそうです。原木を使った椎茸は天然物と同じ仕組みで栽培するので、無農薬、無肥料、その他の添加物も一切なしで安心です。
ただ、菌打ちをした後の夏を2回越した秋からようやく発生が始まるようなので、収穫できるまでには、まだまだ時間がかかります。
しかし、一度菌打ちし、菌糸が原木内にまん延した原木(ホダ木)は毎年種を植えなくとも、発生後3年くらいは毎年シーズンになると収穫できるそうなので、長く楽しめそうです。
 
 

きのこが出来るまで


[配布されたプリント]

 椎茸に限らず、きのこの栽培は下記のような流れだそうです。
 

原木準備(伐採・玉切り) → 種駒準備 → 接種 → 仮伏せ → 本伏せ → きのこ発生 →収穫


 
今回、ビオトープでは、接種(=菌打ち)を体験させていただきました。
そして、菌打ちした原木はお持ち帰りOKだったので、家で仮伏せ・本伏せを行い、しばらーくすると、きのこ収穫が楽しめる予定です。
 
 

菌打ち準備


[原木運び]

 まず、原木と椎茸の菌「種駒」を用意します。それから、穴を開けるドリル、打ち込むためのハンマーが必要です。今回は無しで作業してしまいましたが、軍手も使った方が良いです。

 原木は、ある程度の大きさに切ったものを用意してありました。本当は長さを半分くらいに切ったくらいが良いというお話でしたが、今回はそのままの大きさで行いました。


[種駒]

 種駒は、片方が少し細くなっていて、駒の足のような形をしています。ホームセンターで普通に入手できるそうです。
 ハンマーは先がゴム製の普通な物で、ドリルは菌打ち専用のドリルが売られているそうです。ドリルの先は、ネジ穴を開けるような細いものではなく、長さが2~3cmほどで、太さが1cmくらいのあまり見かけない物でした。
 軍手も用意してくださっていたのですが、無しで作業してしまいました。今回は大丈夫でしたが、怪我防止のためにも使用すべきでした。
 
 

菌打ち

 さあ、いよいよ菌打ちです!

[発電機]

①まずは、原木に種駒を打ち込むための穴をあけます。ドリルを垂直に持ち、歯を回転させながら穴をあけ、抜く時も回転させたまま真っ直ぐ抜きます。

 ビオトープでは、電源が近くにないため、発電機を使いました。子ども2人がかりで、ロープを力いっぱい引っ張ります。子どもだからダメと言わずに、何でもやらせてもらえるのでとても貴重な体験ができます。
 
 

[ドリルで穴あけ]

②15~20cm間隔くらいで、表に4~5箇所、裏にも同様に4~5箇所程度穴をあけます。

 最初は一緒に作業していただき、慣れたら子どもだけで挑戦させてもらえました。
 
 

[ハンマーで打ち込む]

③種駒の少し細くなっている方を下にして、穴の中に軽く入れ、ハンマーでたたきます。

 これも木を支えてくださったり、手助けをしてもらいつつも子どもが中心で作業しました。どの子も「自分で出来た!」という満足そうな顔をしていました。
 
 

[菌打ち完了]

④頭までしっかりと入ったらOKです。

 自分だけの椎茸の原木が完成して、「重たい」と言いながらも頑張って運びました。
 
 

仮伏せ・本伏せ


[仮伏せ]

 菌打ちした原木を持ち帰り、水をたっぷりかけ、乾燥を防ぐためにブルーシートで覆っておきました。これでしばらく放置するのが仮伏せだそうです。
 その後、本伏せとして壁に立てかけて放置する予定です。またしばらく放置し、忘れた頃に椎茸が生えてくれば成功です。
雑菌が付くこともあるようなので、変な形のきのこが生えてきたら早めに処置をする必要があるようです。長期間放置するので、忘れないように気をつけようと思います。
 
 

気長に待ちます

 椎茸が収穫できるのはまだ先になるので、ちゃんと椎茸が生えてくるか心配でもありますが、どこから生えてくるか楽しみでもあります。たくさん収穫できることを祈りつつ、気長に見守ろうと思います。
 
 

まとめ

 最後まで読んでくださってありがとうございました。いかがでしたか?
椎茸の菌打ちは体験して終わりではなく、その後も引き続き楽しめるので参加してみる価値はあると思います。しかも無料なのでお財布にもやさしいですよ。
 
 『愛知県下水道科学館のビオトープ』は第2、第4土曜日しか入ることが出来ませんが、普段出来ない様々な体験をさせていただけるので、とてもありがたいです。また機会があったら、他のイベントにも参加してみたいと思います。

・愛知県下水道科学館ビオトープの会「ビオピース」ブログ

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投稿者プロフィール

ゆーゆ
ゆーゆ
アラサー2児の男子の母。多趣味。
興味のあることはまずやってみる精神で様々なことに挑戦。
知能ロボット系の大学を卒業し、教員免許を取得するが、企業に就職。
結婚&出産のため離職し、子育てに注力。
社会人になってから大型二輪、調理師免許、美容師免許等を取得。
現在は仕事に趣味に、充実した日々を送っている。
■ゆーゆのブログはこちら⇒http://ameblo.jp/jju-ujj3

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