2020年から小学校でプログラミング必修化?!何から始めたらいいの?


[プログラミング画面]
 「プログラミングなんて、聞いただけで難しそう!」でも、2020年から小学校でもプログラミングが必修化されるなら、今のうちから慣れておいた方が良いのでは…。
必修化という言葉で惑わされがちですが、算数や国語のように授業としていきなり導入される訳ではないようです。
 
 そうは言っても、今まで触れたことのない子がいきなり出来るとも思えない。
 「プログラミングの命令を覚える必要があるの?」
 「アルファベットも覚えないといけないの?」
 「そもそも何から始めたらいいの?」
そんな不安ばかり押し寄せてしまう方、少しでも不安を取り除いておきたい方にオススメの方法をお教えします。

 
 

プログラミングとは?


[プログラミング画面]
 機械(コンピューター)はモーターや歯車などがあるだけでは動くことはできません。
また、動き方を伝えるためには、人間の言葉では伝えることが出来ないのです。
そこで、コンピューターに機械の言葉でやって欲しいことを伝える(命令する)必要があります。
 つまり、プログラミングとは、コンピューターに機械の言葉で命令をすることです。

 
 

プログラミング言語の種類


[プログラミング言語例]
 機械の言葉をプログラミング言語 といいます。一言でプログラミング言語と言っても、様々な種類があります。
 同じ人間が話す言葉でも、日本語、英語、中国語、フランス語、イタリア語、ドイツ語など・・・と、様々な言葉がありますよね。
同じように、機械の言葉にもそれぞれ伝えたい内容によって言葉が違うのです。

 大きく分けると、(1)ビジュアル言語 (2)非ビジュアル言語があります。
 (1)Scratch、ビスケットなど・・・
 (2)Java、PHP、C、C++、VB、Pythonなど・・・

 それぞれの詳細は省きますが、例えば(1)Scratch(スクラッチ)は、インターネット環境があれば、 無料で使用することができます。
また、キーボードのみでプログラミングするのではなく、ブロック化されている命令をマウス操作で組み合わせるだけです。
しゃべらせたい言葉や数値など、多少はキーボードでの入力も必要なので、タイピングの練習も出来ます。

 プログラミングが難しいという認識が強いのは、(2)のような言語のイメージが強いからだと思います。
確かに、これらの言語を使用するには、命令を英語(アルファベット)で書かなければならないし、多くのルールを覚えないといけません。
せっかく入力が終わったと思っても、エラーがたくさん出てしまい、それを修正する事がまた大変です。(私自身も苦手です。)

 
 

何が必要とされているのか?


[何が必要?]
 では、小学生にプログラミングが導入された時点でそこまで必要でしょうか?そうではありません。
 小学生で必修化される時点のプログラミングにおいて重要な事は、プログラミング言語のルールを覚えるという点ではないのです。
 本当に必要な事は、自分がどんなプログラムを作りたいか(何をさせたいか)を明確にし、それをどのように(効率良く)命令すれば良いかを考えることにあります。

 では、プログラミングをするために非ビジュアル言語のルールを全く覚えなくても良いかというと、そうではありません。しかし、それはプログラミングにもっと興味を持ってからでも間に合うと思うのです。
それまでは、プログラミングによって、どんなことが出来るのかを知り、自分が何をさせたいのか明確にし、そのためにどういった命令をする必要があるのかを考えること、つまりアルゴリズムを学ぶことが大切だと思います。

 
 

アルゴリズムとは?


[プログラムとアルゴリズム]
 アルゴリズムとは、やりたい事(目標)を達成するための手順(道筋)です。
目標に向かって進む方法はたくさんありますが、その中でも楽な道や短時間で終わる道などがあります。どの道を進むと一番良いかを考え、それに合わせてプログラミングをします。

 プログラミングをするにあたって、アルゴリズムが必ずしも必要という事では無いかもしれません。しかし、考え方を知っているのといないのでは、プログラミングに差が出てくると思います。

 忘れてはならないのは、道はたくさんあって良いということです。
どれかが間違いなのではなく、どれも正解なんですね。

 
 

何から始めたらいいのか?


[スクラッチ画面]
 そうは言っても、アルゴリズムを学ぶためには、何から始めれば良いのでしょうか?
答えは、 プログラミングで遊ぶことです。
 いきなり勉強にしてしまうと、子どもは嫌がって苦手なものになってしまいます。
どの言語を使用しても良いと思うので、プログラミングなんて簡単で面白い物にしてしまうことです。

 私がオススメするのは、パソコンを使用してScratch(スクラッチ)という言語で遊ぶことです。マウス操作が出来るのであれば、未就学児でも十分プログラミング可能です。
ダウンロードせずとも、インターネット環境があれば無料で使用でき、IDとパスワードを登録しておけば、世界中のどこからでも使用可能です。

 
 

Scratch(スクラッチ)でどう遊ぶ?


[風船割りゲーム]
 大切な点は、あくまで遊びなので、「ゲームを作りたい」と言われても怒ってはいけません。子どもはオリジナルのゲームを作ることで、自分のやりたい事を見出し、そのために必要な道(アルゴリズム)を学んでいきます。

 でも、いくら遊びでも闇雲にプログラミングをしては、勿体無いので、下記のような点を明確にしてからプログラムを作ると良いと思います。
 ① どんなプログラムを作りたいか(テーマ)
 ② プログラムで何がしたいか
 ③ 登場する物
 ④ 動かしたい物
 ⑤ もっとしたいこと

<例>
 ① 『風船割りゲーム』
 ② 下から風船が出てきて、それをクリックすると割れて、点数が増えるようにしたい。
   時間内に何点取れるかを競うゲーム。
 ③ 空のある背景、いろいろな色の風船、点数、残り時間
 ④ 風船を下から上に移動。ランダムに出てくるように。
 ⑤ 音楽をつけたい。
   ゲームオーバーが表示されるようにしたい。

 いきなり何も無い状態から高度なゲームを作ることは難しいので、真似をしてそれを作り変えることから始めると良いと思います。
最初から答えを見ても構いません、楽しむことで勉強になってくれると思いますよ。

 
 

まとめ

 最後まで読んでくださってありがとうございました。いかがでしたか?
 今回はパソコンを使用することが前提で、 Scratch(スクラッチ) という言語をご紹介しました。たくさん遊んで勉強しましょう。
 しかし、パソコンが無い場合はスクラッチで遊ぶことも出来ませんよね。そんな方にオススメなのが、スマートフォンやタブレットでも遊べるアプリです。
また機会があれば、ご紹介したいと思います。

 

Scratch(スクラッチ)

投稿者プロフィール

ゆーゆ
ゆーゆ
アラサー2児の男子の母。多趣味。
興味のあることはまずやってみる精神で様々なことに挑戦。
知能ロボット系の大学を卒業し、教員免許を取得するが、企業に就職。
結婚&出産のため離職し、子育てに注力。
社会人になってから大型二輪、調理師免許、美容師免許等を取得。
現在は仕事に趣味に、充実した日々を送っている。
■ゆーゆのブログはこちら⇒http://ameblo.jp/jju-ujj3

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