怪魚出現!『メタウォーター下水道科学館あいち』のビオトープ


[怪魚確認中(正体はお楽しみ)]
 いつもお世話になっている『メタウォーター下水道科学館あいち』ビオトープには池があります。冬になると、池の底に溜まった泥土をさらうために水を抜きます。
毎年同じように作業するそうですが、今回は何か様子がおかしい…。
水が少なくなると、何やら大きな生物がいるようです。どうやら魚らしいので、怪魚の出現です!
 今回は、ビオトープの開放日に怪魚を捕獲するというお知らせをいただき、取材に行ってきましたので、その様子をご紹介します。
 

 

冬のビオトープ


[ビオトープ大池]
 怪魚のお話の前に、冬のビオトープをご紹介したいと思います。
夏に活躍した田んぼも稲の姿はなく、カカシもお休み状態です。
木々も葉が落ち、少し寂しい景色が広がっています。

 池の水もすっかり抜かれ、沼のような大きな水溜りと、干上がった土が広がっていました。ザリガニも冬眠するため、土の中か、人工の巣に隠れています。

 

 

池底の調査


[池底調査中]
 水を抜いた池底の水溜りに、何か生物がいないか調査をしました。
網で泥ごとすくい、その中に何かいないか探してみましたが、見つけることはできませんでした。

 


[魚発見!]
 ビオピースの方が体をはって、泥水の中に入り魚を捕まえてバケツに入れたものの、バケツがひっくり返り逃がしてしまいました。
どんな魚か分かりませんでしたが、池に魚がいたことは分かりました。

 


[脱出作戦中]
 池底の泥は思った以上に深く、中に入ったビオピースの方も身動き出来ない状態になってしまいました。梯子や棒を駆使して何とか脱出できました。
子ども達も泥に足をとられ、長靴も無意味状態でした。

 

 

ザリガニの巣


[ザリガニの巣(人工)]
 土の中のザリガニの巣は探しませんでしたが、人工の巣を調査しました。
人工の巣は、ヤクルトの容器を使用し、網の中にたくさん入っていました。
あちらこちらに小さめなザリガニがたくさんいました。冬眠していたので、動きは鈍かったですが…。
(冬眠中を起こしてしまったけど、もうすこしで暖かくなるからね。)

 

 

怪魚の正体は?


[捕獲された怪魚]
 さて、いよいよ怪魚の正体に迫ります!(もう分かった方もいるかも知れませんが…。)

 最初にお話を聞いた時点では、泥水の中を泳ぐ様子とその大きさから予想すると、「外来種のアメリカナマズではないか?」ということでした。
捕獲しても、外来種では放流することが出来ないので、「持ち帰って料理をして食べる」というご提案がありました。どうやって池に入ったのかも不思議でしたが、まずは捕獲してみることになったそうです。

 


[ナマズ(鯰)]
 私が池に着く頃には、先に到着していた子ども達によってすでに捕獲されていました。
その正体は・・・大きな日本のナマズ(鯰)でした!
 
私自身、こんなに大きなナマズは初めて見ましたが、どの方に聞いても「こんな大きなものは見たことが無い!」ということでした。全長は約60cmもありました!

 外来種ではないものの、池底を調査しても他に魚があまりいなかったのは、このナマズが食べてしまったからでしょうね。
(このナマズの行く末は、最後にお話しますね。)

 

 

炭火でお餅パーティー


[お餅焼き中]
 ナマズの捕獲や池底の調査、ザリガニの調査等で泥だらけになった子ども達は、ビオトープに設置されている水道(上水)で泥を流しました。
風邪をひかないように、炭で火をおこして温まりました。

 その炭で切り餅を焼いて、皆でお餅パーティーもしました。
初めは火力が強すぎて少し焦げてしまいましたが、段々と火が落ち着いて、美味しいお餅がいただけました。

 

 

土運び


[線路&陸 両用車(行き)]
 池底の乾いた土を線路を通って畑まで運びました。
荷物運び用の一輪車が線路用の二輪車になっており、行きは線路、帰りは陸を移動できるようになっていました。

 


[線路&陸 両用車(帰り)]
 大変そうな仕事を、子どものやる気を出させながら一緒に取り組んでくださるビオピースの方々に感謝です。

 


[土運びトロッコ]
 午後からはトロッコも出動したようです。
子ども達は楽しそうに作業に加わっていましたが、まだまだたくさん土は残っていました。(また参加できる時は、お手伝いしますね。)

 

 

空気エンジン実験


[実験中]
 以前、科学館のお祭りで客車トロッコに乗ることができました。
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 トロッコは、下水汚泥を発酵させたメタンガスで走らせる「下水道バイオガス鉄道」を目標にしているそうです。

 今回は自転車の空気入れを使用して圧縮した空気を送り、空気エンジンの実験をされていました。
子ども達は、全く原理が理解できていない様でしたが、プロペラが回ると大はしゃぎで盛り上がっていました。

 

 

まとめ

 最後まで読んでくださってありがとうございました。いかがでしたか?
 怪魚の正体は、全長約60cmの大ナマズでしたね。そのナマズは、現在我が家で泥抜き中です。
毎日、水を替えるのが大変ですが、最後は美味しいから揚げ?蒲焼?になる予定です。
そのお話はまた別の機会にご紹介しますね。

 今までも様々なビオトープでの様子をご紹介してきましたが、普段では体験できない事に挑戦できるので、是非遊びに行ってみてくださいね。
(※ビオトープの詳細情報が欲しい方は、下記のビオピースのメールアドレスにご連絡ください。)

メタウォーター下水道科学館あいち(旧 愛知県下水道科学館)


メタウォーター下水道科学館あいちfacebook

【ビオピース】(ビオトープ)
メール:biopeace2009@yahoo.co.jp

【稲沢鉄道クラブ】(トロッコ)
メール:inatetsuclub@yahoo.co.jp

 

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投稿者プロフィール

ゆーゆ
ゆーゆ
アラサー2児の男子の母。多趣味。
興味のあることはまずやってみる精神で様々なことに挑戦。
知能ロボット系の大学を卒業し、教員免許を取得するが、企業に就職。
結婚&出産のため離職し、子育てに注力。
社会人になってから大型二輪、調理師免許、美容師免許等を取得。
現在は仕事に趣味に、充実した日々を送っている。
■ゆーゆのブログはこちら⇒http://ameblo.jp/jju-ujj3

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